ゼラニウム [アロマ豆知識]
アフリカで何世紀もの間、傷薬として使用されていたゼラニウムはバラの様な香りで昔から治癒力の高い薬草として生活の中で利用されてきました。
アフリカでは悪霊払いの道具として、西洋では悪霊除けや虫除けになることから家の周りに植えていました。
革製品のにおいを消す為の香料として17世紀ごろヨーロッパに持ち込まれ南仏グラース地方でゼラニウムの栽培が始まりました。
ヨーロッパの窓辺にゼラニウムをよく見かけるのは伝統を受けついで災厄よけにしているためだそうです。
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スイートマージョラム [アロマ豆知識]
古代ギリシャの時代から薬草としてマージョラムは人々に広く使われてきました。
幸せの象徴するハーブと親しまれているマージョラムは新婚夫婦の幸せを願ってこの植物を贈る習慣もあったそうです。
一方、墓地に植えられ死者の魂に安らぎをもたらす為にも用いられました。
語源は「より大きい、より長い」という意味を持つラテン語が語源で、単語「マヨル」という説があります。
長寿のハーブとも言われています。
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ジュニパー [アロマ豆知識]
ジュニパーはお酒の「ジン」の香り付けに現在でも使用されています。
ジュニパーは古くから西洋で魔よけの木とされ、チベット各地の宗教儀式で焚かれてきました。
現在でもジュニパーの枝をクリスマスのリースに使用したり実を飾る風習が残っています。
防腐剤の役割もあり、牛乳が腐らないようにジュニパーの枝でかき混ぜたり、ワインが腐らない様に実を入れたりしていました。香辛料の胡椒として使われたこともありました。
フランスでは病院の空気の浄化や伝染病の予防に使用されていました。
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ジャスミン [アロマ豆知識]
沢山の花から少量の精油しか抽出できないのでジャスミンの精油は「花精油の女王」と呼ばれとても高価なものです。
ジャスミンはつるが2メートルほどに生長する常緑樹です。
ジャスミンの精油は抽出が困難なことから溶剤抽出法(アブソリュート)が主な抽出方法とされています。
夜に香りが強くなる性質をもつジャスミンの花は「夜の花」とも呼ばれています。
また、ローズが「花の女王」なら、ジャスミンは「花の王」と評されることも多いです。
歴史上では「神に捧げる花」として宗教儀式に用いられたり、愛の象徴として結婚式には欠かせない花としても有名です。
花嫁のブーケや花冠に用いられます。
精油の価格が高くなる原因は、花1000kgから精油は1kgしかとれない上に、花積みに適した時間が夜明けから早朝にかけてと時間が短い事です。
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サンダルウッド(白檀) [アロマ豆知識]
ことわざで「栴檀は双葉よりかんばし」と言われるくらい栴檀とは白檀の中でも、特に精油が多く含まれ香りが強い部分です。
その香りの強い部分を香木にしたものの事です。
伐採の影響で、現在では貴重な植物になってしまいました。
その為、1本伐採したら1本植樹するように義務付けられ、インド政府では法律を作り、植物が絶えない様にています。
ヒンズー教などの宗教において、瞑想によって信仰心を高めたり葬儀で焚かれる習慣もあります。
日本では線香、扇子の素材としても知られています。
香りの黄金律としてサンダルウッドは伝えられ、メインに使用されています。
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サイプレス [アロマ豆知識]
地中海地方でよく見られる木で、キプロス島では古代から崇拝されたていたことから名付けられました。
サイプレスを十字架の材料に用いられたことから、「死」に関係が深いと考えられ、葬儀で焚かれたり魔よけとして使用されていました。木の性質的にも腐りにくい特徴から棺や寺院の扉に使用されました。
防風林として古代ギリシャでは造船、家や彫刻の材料にも使われました。
「永久に生きる」と言う意味を持つ“sempervirens"はサイプレスの学名です。
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グレープフルーツ [アロマ豆知識]
オレンジの雑種のひとつから生まれた植物。
木にブドウの房のような形で果実がなることからこの名前が付きました。
楽園のような幸福をもたらす香りが由来とされており、学名には楽園の意味で「paradisi」パラダイスと付けられました。果物や100%ジュースで飲むグレープフルーツやアセロラには薬の毒物の代謝を阻害する働きがあるため、お薬の注意書きに「併合しないで下さい」などのお薬との食べ合わせの禁止している薬もあります。
しかし、精油にはそのような作用はないので、心配なく使用できます。
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クラリセージ [アロマ豆知識]
「明るい、清浄」の意味をラテン語で「クラリ」言い、クラウスが由来すると言われています。
これは、目を洗浄する時に用いられていたのが、クラリセージの種子から取れる粘液でした。
中世では「クリア アイ(clear eye)」と呼ばれました。
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カモミール・ローマン [アロマ豆知識]
ハーブティーは黄色く、かすかな苦味がります。
植物としてのカモミール・ローマンの優れた治癒力が古代エジプトでは崇拝され、ヨーロッパを中心に薬用植物として民間療法薬に用いられてきました。
カモミール・ローマンのギリシャ語の由来は「地面のリンゴ」と言われています。
「女性と子供を守る精油」と呼ばれるほど、さまざまな症状を緩和します。
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カモミール・ジャーマン [アロマ豆知識]
ギリシャ語で「大地のリンゴ」という意味を持つカモミールは「カマイ・メロン」に由来した言葉です。
オランダ医学と共に日本に上陸してきたことからオランダ語のカミッレからカミツレ、カミルレやカモマイルとも呼ばれるようになりました。
主にカモミール・ジャーマンは、白い花びらが特徴的でハーブティーに用いられる事が多く、ハーブティーでは胃の調整や安眠効果もあると言われています。
キク科にアレルギーをお持ちの方は飲用を避けた方が良いでしょう。
弱った植物の近くにカモミールを植えると弱っていた植物が元気を取り戻すと言われ、『植物のお医者さん』とも呼ばれています。
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