ネロリ [アロマ豆知識]
ビターオレンジの木になるお花から抽出される精油を「ネロリ」と言います。
葉の部分の精油を「プチグレン」と言い、果皮から抽出された精油を「ビターオレンジ」と言います。
大量の花びらから少量しか抽出されないとても高価な精油です。1本の木から3種類の精油が抽出できますが香りは全く違います。
ネロリの名前の由来は、17世紀イタリアのネロラ公国の公妃アンナ・マリアがこよなく愛したことからネロリと言う名前が付けられたと言われています。
彼女がビターオレンジの花の香りを手袋に付けていたのが良い香りだと評判になり、その手袋を「ネロリの手袋」と呼ばれました。また、純潔の象徴としてヨーロッパでは花嫁のブーケに用いられます。
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ティートリー [アロマ豆知識]
日本語では「お茶の木」と訳されますがお茶とは全く別種です。
「南半球のラベンダー」と言われるくらい原産地オーストラリアの先住民であるアボリジニの人々は感染症の傷を治したと言われるほど、色々な病気や怪我に用いる万能薬としてティートリーを使いこなしてきました。
強い殺菌力がО-157の研究で証明されるだけではなく、最近ではエイズ治療の研究においても注目されています。
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ゼラニウム [アロマ豆知識]
アフリカで何世紀もの間、傷薬として使用されていたゼラニウムはバラの様な香りで昔から治癒力の高い薬草として生活の中で利用されてきました。
アフリカでは悪霊払いの道具として、西洋では悪霊除けや虫除けになることから家の周りに植えていました。
革製品のにおいを消す為の香料として17世紀ごろヨーロッパに持ち込まれ南仏グラース地方でゼラニウムの栽培が始まりました。
ヨーロッパの窓辺にゼラニウムをよく見かけるのは伝統を受けついで災厄よけにしているためだそうです。
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ケモタイプ〔化学種〕 [基礎知識編]
農作物が天候の影響を受けて豊作な年や不作な年があったり、同じ種でも土地の状況によって味が全く違ったりする話を聞いたことはありませんか?
精油の芳香成分も例外ではなく、抽出する精油の原料となる植物び日光量、温度、季節変動、土壌の内容成分などの生育環境で変動します。
植物学は、花や葉などの形状を分類し種類を定めています。そのため植物学的には学名も同じなのに、成分構成が全く違う精油を作り出す植物があった場合、精油は違ったものになってしまいます。これを区別する考え方がケモタイプ(化学種)です。
ラベンダーを例に上げてみましょう。
真正ラベンダーやラベンダーストエカスのように、植物学的には単一種なので「ラベンダー」と呼びますが、同一の植物でありながら成分構成に大きな違いが出ます。このような場合を化学種「ケモタイプ」と呼びます。
ケモタイプとは「化学種」という意味があります。
ctと表示される場合もあります。〔ケミカル〕=化学、〔タイプ〕=種類
ケモタイプの存在はラベンダーの他に、タイム、ローズマリーなどに見られます。
先ほどの例でも上げましたが、ラベンダーでも真正ラベンダー油、ラベンダースピカ油、ラバンジン油、ラベンダーストエカス油では含有成分も薬効にも著しい差があります。
↓↓↓詳しいケモタイプのラベンダー、タイム、ローズマリーの効能「アロマの辞典」を見てね
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スイートマージョラム [アロマ豆知識]
古代ギリシャの時代から薬草としてマージョラムは人々に広く使われてきました。
幸せの象徴するハーブと親しまれているマージョラムは新婚夫婦の幸せを願ってこの植物を贈る習慣もあったそうです。
一方、墓地に植えられ死者の魂に安らぎをもたらす為にも用いられました。
語源は「より大きい、より長い」という意味を持つラテン語が語源で、単語「マヨル」という説があります。
長寿のハーブとも言われています。
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ジュニパー [アロマ豆知識]
ジュニパーはお酒の「ジン」の香り付けに現在でも使用されています。
ジュニパーは古くから西洋で魔よけの木とされ、チベット各地の宗教儀式で焚かれてきました。
現在でもジュニパーの枝をクリスマスのリースに使用したり実を飾る風習が残っています。
防腐剤の役割もあり、牛乳が腐らないようにジュニパーの枝でかき混ぜたり、ワインが腐らない様に実を入れたりしていました。香辛料の胡椒として使われたこともありました。
フランスでは病院の空気の浄化や伝染病の予防に使用されていました。
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ジャスミン [アロマ豆知識]
沢山の花から少量の精油しか抽出できないのでジャスミンの精油は「花精油の女王」と呼ばれとても高価なものです。
ジャスミンはつるが2メートルほどに生長する常緑樹です。
ジャスミンの精油は抽出が困難なことから溶剤抽出法(アブソリュート)が主な抽出方法とされています。
夜に香りが強くなる性質をもつジャスミンの花は「夜の花」とも呼ばれています。
また、ローズが「花の女王」なら、ジャスミンは「花の王」と評されることも多いです。
歴史上では「神に捧げる花」として宗教儀式に用いられたり、愛の象徴として結婚式には欠かせない花としても有名です。
花嫁のブーケや花冠に用いられます。
精油の価格が高くなる原因は、花1000kgから精油は1kgしかとれない上に、花積みに適した時間が夜明けから早朝にかけてと時間が短い事です。
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中国式マッサージ [アロママッサージ]
中国古来より伝わる手法で、人間の体の中にある経穴(ツボ)や経絡(ケイラク)を刺激することで美容や疾患に効果があるとされています。
道具などは一切使わず、人間の手による按摩は別名「推拿」〔すいな〕と呼ばれて人気があります。
歴史が古いだけあって、その技は何十、何百とも言われています。
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東洋医学の経穴と経絡について [アロママッサージ]
東洋医学では、エネルギー(気)が循環することにより、人間の身体機能を絶えず正常に維持していると考えられています。
経絡〔けいらく〕はエネルギー(気)の循環する通り道のことであり、体内を巡廻し常に体内に隅々までエネルギーを送り届けているとされています。
経絡〔けいらく〕には、人間が生きていく上で必要な二つの経絡があります。
一経路目は、六臓六腑〔ろくぞうろっぷ〕に通している十二の経絡(正経十二経〔せいけいじゅうにけい〕)。
二経路目は、身体の中心線を通る任脈〔にんみゃく〕と督脈〔とくみゃく〕です。
この2つの経路は不足することなくエネルギーを供給するための通路として重要視されています。経穴〔つぼ〕と経絡〔けいらく〕は、例で説明すると電車の駅を(経穴)とすると路線を(経絡)の関係と言えます。
決まりに沿って線路上(経絡)に駅(経穴)が設置され、ある駅では他の路線と連絡しあうといった具合です。
(「経」は縦の流れを、「絡」は横の流れを意味します)
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サンダルウッド(白檀) [アロマ豆知識]
ことわざで「栴檀は双葉よりかんばし」と言われるくらい栴檀とは白檀の中でも、特に精油が多く含まれ香りが強い部分です。
その香りの強い部分を香木にしたものの事です。
伐採の影響で、現在では貴重な植物になってしまいました。
その為、1本伐採したら1本植樹するように義務付けられ、インド政府では法律を作り、植物が絶えない様にています。
ヒンズー教などの宗教において、瞑想によって信仰心を高めたり葬儀で焚かれる習慣もあります。
日本では線香、扇子の素材としても知られています。
香りの黄金律としてサンダルウッドは伝えられ、メインに使用されています。
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